フリーランスデザイナー10年目〜フリーで生き抜く5つの心構え〜

今年は土日が三日までに見事にかぶり、仕事始めがみなさん早ぇということで、やれ初詣だ、やれ年賀メールだとわさわさ動いているのをSNSのタイムラインで眺めつつ、いつから仕事始めてやろうかね。とかのんびり構えているフリーランス10年目のわたしです。

ということで新年明けてました。おめでとうございませ。

さて、10年と言ったら生まれたての赤子が140cmほどの小学生になっていたり、うさぎやリスだったらほぼ寿命を迎えるほどの年月なわけです。
で、わたしはその間何をしていたのかといえば、のんべんだらりと働いていて、それでもちゃんと生き抜いたわけでして、仮にこれを“のらりくらりひょん”と名付けましょうか。

のらりくらりひょんでいられるのは、それなりに頑張らないようにしてきた結果でして、急にじゃぁ、よし!今日からわたしはてきぱき働くぞ!とか言ったところでやるわきゃないですし、そろそろ何を書いているのかわからなくなってきたのでやめましょうかねこの話。

すいまてんじゃぁ本題に入りますよ。

フリーで生き抜く5つの心構え

日の出

自営業は数年経ったら半分も生き残れない、なんてなことをよく言いますが、多分にこれは実店舗を持っている人が多いためで、わたしなんかのIT混じり“のらりくらりひょん”にはあまり当てはまらないのではないでしょうか。
とは言え、最初の1〜2年目は結構悩むところでしょうし、わたしもよく質問を受けます。
そんなわたしが普段よく聞かれる「仕事の取り方」や、「勉強方法」などの質問は、要約したらば、そのほとんどは「どうやって仕事してきたの」ということの根本、心構えなわけで、やってる時はたいして意識してなかったけど、今振り返ればこれが大事だと思えることを書いてみようと思い今回のネタになったのです。

わかりやすく5個だけに絞ったので我慢して読んでね。

1)外に出る

創業当初、わたしも自宅でひたすら仕事をしてましたのですが、これがまた、日がな一日こもりっきりになるわけで、下手すりゃ1日一度も家の外に出ない。これでいい流れができるとは思えないですし、実際ガラパゴス化する一方だだったので、事務所を外に借りたり、イベントやセミナーに参加するようにしました。

まぁ何が言いたいかというと、とにかく人と会えってことでして、一人の時間を活用するのも大事だけど、セミナーだろうが飲み会だろうが、人と会う時間を活用するのはもっと大事。

とにかくいろんな人と会って、仲間を増やす。
仕事をフォローし合える仲間だったり、相談できる仲間だったり、ただの飲み仲間でも十分、自分のプラスにできると思います。

2)口に出す

今現在、わたしは紙やWebのデザイン、構築などの請負以外にも、書籍の執筆や講演などもやらせていただいているわけですが、これはなにも、ぼけーっとしてたら降って湧いた話…なわけではありまてん。

自ら興味があること、やりたいことを口に出してアピールすることで、相手にその印象を残し続けることで、仕事としても繋がってます。
例えばわたしはプロフでやたらと「にんにく」を強調してまして、実際大好きです、にんにく。
そんなことを繰り返していたら、いつの間にかお土産でやれ「にんにく醤油」だの、「にんにく七味」だの、にんにく土産をちょくちょく貰うようになりました。

これは自己ブランディングの意味もあり、言い換えるなら率先して口に出す、手を挙げることで、自分で自分をそっちの方向に持っていけます。
でも当初この辺りをちゃんと考えて行動していなかったわたしは、一時期ITイベント系でもWordPressのコミュニティに深く関わっていたので、「WordPressの人」と言われてしまいました。これは失敗例。
…って書くとWordPressの人に思われたくないんだな。と勘違いされそうですが、そうでなくて。
本来デザインを主業務にしていたわたしに、やたらと構築の仕事ばかり来るようになってしまって、デザインより構築が多かった時期があります。ああこれはブランディングし直さないとダメだな。と痛感したのがほんの3年位前です。

なお最近は「Illustratorの人」とか言われたりしてます。これが正解なのかはよくわかりまてんが気に入ってます。

3)怖がらない

この場合、失敗や周りの意見を怖がらない。という意味ももちろんあるのですが、とくにお金にとらわれてお金を怖がらないようにして欲しい。ということです。

フリーランスにしろ法人にしろ、個人規模の売り上げで数十万もお金が動けば十分な大金です。かく言うわたしもつい数か月前に、ちょっとした失敗から30万くらいマイナスを出してますし、よくあるこっちゃないですが、ないに越したことはない、痛い出費なわけですよねこれ。
お金に怯えてしまうと、クライアントの顔色を伺った見積もりを出したり、オーバーしても追加請求できない工数に疲弊することになります。

また勉強するためのコストや、新しいものを導入するためのコストも同様で、今入れるべきか。今入れてお金に(仕事に)なるのか。という不安を抱えてしまうのもよくわかりますが、先行投資ということでもあるし、お金を払ってでも知見を広めることはとても大事だと思います。

そんなわけでうちの本棚には勉強のためと購入した書籍が日々増えていくわけですが、3分の1くらいまだ読んでまてん。

お金はあればあるだけ、なきゃないなりになんとかなります。

4)仲間だと考える

フリーだろうと個人規模だろうと、“仕事をもらっている”のではなく、“一緒に仕事をしているチーム”という感覚をもって欲しいということです。
一緒に仕事をしているチームであれば、お互いへの気遣いやフォローも、自然とできるはずです。
自分と相手を区切ってしまうと、“自分だけは損を被りたくない。”という行動に出てしまう人(会社)がいます。でもこの考え方は最終的に得もしないと思うので、全くもって勧められませんし、そんなやり方してたら、実際仲間もいなくなるんじゃねぇかと。

これは仕事を発注する側であっても受注する側であっても同じで、わたしが発注する側に立ったときは、最終的な責任は当然ですが自分が持ちますが、なによりも“この人と仕事して楽しかった”と言われたいですし、言いたいです。“損をした”と思わせたら負けだと思っているので、できる限りがんばってます。

…失敗もよくしてますけど。

5)今日やる

今日やらないことは明日もやらない。

まぁこれが一番むつかしい。

 

以上です。
本当は5個どころか、20個くら列挙できそうなんですけども、そんな挙げたところで誰も読みゃしねぇだろ。ってことで、あえて5個程度、わたしが大事にしていることだけに絞ってみますた。

そんな感じのフリーランスで10年目を迎えたわけですが、今年の抱負とかこれ、考えた方がいいのかな?とか思いながらこの10年考えたこともなかったので、今年は考えてみようかと思います。

 

 
…まぁ今はまだ思いつかないからまた今度ということで。

 


「フリーランスデザイナー10年目〜フリーで生き抜く5つの心構え〜」への2件のフィードバック

  1. はじめまして。
    拝見させていただいていて、なんだかほんわかした気持ちになったので、コメントというものを生れて初めてしてみました。web歴ホヤホヤの43歳のおばさんです。子育てが終わったので一念発起、事務仕事から転職を試み、在宅ワークをぼちぼち始めたところをこのサイトに出会いました。
    これからも参考にさせてください!

    1. ありがとうございますー
      これ書いたのももう2年前ですでに12年目になっちゃいましたがまだフリーやっております。
      年に数回しか更新しないブログですがどうぞよろしくお願いします!

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